NAGANO SNOW LOVE ゲレンデレポート「スノレポ」 SNOWLOVE会員のレポーターが長野県のゲレンデの魅力をお伝えします!

2017.02.26

野沢温泉の道祖神祭り

気温 –4℃、小雪が舞う夜の冷えた空気に漂う、
お神酒の香りと松明(たいまつ)の焦げた匂い。

『しょーんしょん、しょっしょっしょのしょーんしょん』
『火ぃ、持って来い!』の合唱の声。

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毎年1月15日に行われる「野沢温泉道祖神祭り」は、
日本三大火祭りのひとつに数えられる天下の奇祭です。

祭りの中心は満42歳と満25歳の厄年の男。

1月13日に高さ20mあるブナの大木を人力で運び(御神木里曳き)、15日昼ごろまでに御神木を組み立てて社殿が造られます。高さにして7m、御神木の上部はさらに十数メートル突き出していて、1番上の桁で8m四方、上屋は畳40畳分近くもあります。

15日20時頃、火打ち石で採火した炎を松明に移し、これを火元として広場に運びます。そして、村の若い男衆達が手に持った松明で次々に社殿に火をつけよう攻め、一方で厄年の男達はつけさせまいと松の枝で松明を叩き消して社殿を守ります。
この“火の攻防戦”は、火の粉が激しく飛び散り迫力も満点! 22時頃に、白熱の攻防戦が最高潮を迎えたのち、双方が手締めをして社殿に火が入れられます。

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社殿が激しく燃え上がったところで、周りに立ててあった初灯籠も一緒に燃やします。
すると炎が凄まじい勢いで立ち上り、夜空を赤く染めます。実に圧巻です!

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小正月の神を送り、その年の豊作と家内安全を祈願する男性的な雪国の祭り。
村の大切な伝統行事として毎年同日に行われ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

記事を書いたレポーター
WHITESNOW
WHITESNOW

スキーが大好きで、白馬方面(八方尾根スキー場)、野沢温泉スキー場によく滑りに行きます。整形外科医としてスキー・スノーボードの障害診療、時には非常勤八方尾根スキーパトロール隊員としても勤務しています。 【東京都在住/50代/男】【メインギア:スキー】

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