NAGANO SNOW LOVE ゲレンデレポート「スノレポ」 SNOWLOVE会員のレポーターが長野県のゲレンデの魅力をお伝えします!

2017.02.25

熱き闘い ながの銀嶺国体

2月14日~17日、長野県白馬村にて
【第72回国民体育大会冬季大会『ながの銀嶺国体』スキー競技会】が
全日程予定通り行われました。

白馬村では、何か大きなイベントがある年(1998年長野冬季オリンピックの時もそうだったとか)は、“雪が少ない”というジンクスがあるらしく…お正月過ぎまでスキー場全体に雪が少なくてとても開催できる状況ではありませんでした。

ところが1月の連休が過ぎてからは、今までの少雪が嘘のように降り続き、全山がオープン。例年よりは少ないけれど、なんとかオープンできる積雪量を確保できて、関係者一同、まずはホッとした事でしょう。

そして、国体に向けてスキースクールの先生たちと自衛隊の方々が、連日連夜朝早くから夜遅くまでコースにネットを張り、また、1週間以上も前からコースを硬くするために、水を注入→圧雪→凍らせるというコース作りを始めていました。

そして私個人は、2月12日(月)から15日(水)まで新潟県選手団の帯同ドクターとして参加しました。
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13日(月)は、新潟県チームの結団式。各コーチから大会目標など発表され、選手宣誓も。明後日からの本番に向けて、一気に気持ちが昂(たかぶ)って来ました。

そして、14日(火)にはウイング21で開始式が行われました。

選手たちはそれぞれの競技に向けて練習・調整に入っていますので 我々帯同ドクターは体調を崩していたり故障を抱えていたりする選手への対応、あるいは、怪我をした場合の処置を担います。

ただし、ドクターのほかトレーナーさんや理学療法士さんなどが医療関係者として帯同されていますので、思っていたよりも出番は少なかったという印象です。とは言え、いつでも連絡を受けてから30分以内に駆けつけられるよう、準備万端で待機していました。

余談ですが、昨年は選手よりも本部役員の方が体調を崩されて、処置が必要なんて事も意外とありました。

 

今大会は、クロスカントリー(以下 クロス)とコンバインドのクロスカントリーが「白馬クロスカントリー競技場(スノーハープ)」にて。ジャンプ(スペシャルジャンプ、コンバインドのジャンプ)が「白馬ジャンプ競技場」にて。そして。ジャイアントスラローム(以下 GS)が「白馬八方尾根スキー場」にて行われました。

このように、国体ながら行われたのはクロス、ジャンプ、コンバインド、GS(1本勝負)の4種目限定です。それでも、小さい頃から夢にまで見た栄光の“県代表”のユニフォームに袖を通す事が許されるのは、一部の精鋭選手のみ。ゆえに、ユニフォームを着ると「身が引き締まる思いがする」と、選手たちは言います。

競技は年齢・性別により組分けされています。一番細かい組分けの競技だと、少年男子・成年男子A・B・C、少年女子、成年女子A・Bとなります。
ちなみに、各県連の選手団の人数にはかなり差があるようでした。私が帯同した新潟県チームは役員を含めて100名超という大所帯でしたが、ゴンドラに乗り合わせた佐賀県チームの方は計10名とおっしゃっていました。

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ところで、そもそも国体は“国民の大運動会”ですから、今回の冬季大会スキー競技会にも47都道府県から選手が参加しました。もちろん九州や沖縄県からも。また、スキー以外にもスケートやアイスホッケーなどの競技も開催されました。それら全競技の総合得点で、都道府県の順位が決まるわけですね。

 

ではここで、私が国体期間中に目にし、あらためて魅力を感じた2競技をご紹介したいと思います。今後の観戦等にぜひ役立ててください!

【ジャンプ競技】
下から見上げていると、選手が空から降って来るような勢いです。空中を勇壮・豪快・華麗に滑空するため、スキー競技の華とも言われます。東京タワーの展望台に匹敵する高さからスタートして、時速80~90㎞/時で飛び出します。その後、Ⅴ字飛行の姿勢から着地時のテレマーク姿勢までが、まさに「アッ! 」という間の競技です。
採点は、「飛距離点」+「飛型点」(特に、着地でテレマーク姿勢を取れたか否かは大きく影響するといわれています)を合計。その得点で勝敗を競います。

そう言えば、長野オリンピックで大観衆を沸かせた舟木和喜選手や荻原健司選手も、今大会の成年男子Bのクラスで飛んでいましたよ!

 

【クロスカントリー】
スキー(板)とストックを使うためスキー技術が必要とされるのはもちろん、陸上のマラソンのように持久力が求められる種目です。さらに、コース特性の攻略や他選手との競り合いを制するための戦略を立てるなど、知的で高度な能力も必要です。
コースは登り/下り/平地を組み合わせて設定されます。国体におけるクロスカントリー競技の走法は、個人種目はクラシカル走法、リレー種目はフリー走法で行われます。リレー種目は都道府県の全チームが一斉スタートしますので、スタート直後のトップ争いの光景は迫力があると聞いています。

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白熱した「ながの銀嶺国体」開催からすでに1週間超が過ぎ去りましたが、今もなお、選手の皆さんの熱気が目にも心にも焼き付いています。

なお、本体会のスキー競技会 男女総合成績は、1位秋田、2位北海道、3位長野、4位新潟でした。

※全競技の成績詳細はこちら→ 競技成績速報

記事を書いたレポーター
WHITESNOW
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スキーが大好きで、白馬方面(八方尾根スキー場)、野沢温泉スキー場によく滑りに行きます。整形外科医としてスキー・スノーボードの障害診療、時には非常勤八方尾根スキーパトロール隊員としても勤務しています。 【東京都在住/50代/男】【メインギア:スキー】

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